VII-F.コンパルソリー・フィギュア解説(オプション)
以下に述べる解説は、ルールブック中にある規定図形の説明として、出題する際にオプションで使用される。これらは、規定種目において標準化されるであろう将来像を進歩的に表したものである。イベント・オーガナイザーは、これらの描写的な解説を通常と同じく該当する競技者に30日以前の通知を行う事で、特定の競技種目または競技クラスでの使用を選択する事が出来る。
以下に記す全ての解説は、38メートルのラインを使用した場合を想定したものである。また全ての位置関係は、フライト可能エリアを示すウインド・ウインドゥを縦10マス(地面を0%とした場合の上限100%)、横20マス(風下中央を0%とした場合の左右の限界それぞれ100%ずつ)に置き換えて、1マスを10%として「パーセント」で表示されている。
尚、以下に示す実際のウインド・ウインドゥ形状のイラストは、ルーディ・ワイスコフ氏の好意によって作成された。
以下に述べる解説は、ルールブック中にある規定図形の説明として、出題する際にオプションで使用される。これらは、規定種目において標準化されるであろう将来像を進歩的に表したものである。イベント・オーガナイザーは、これらの描写的な解説を通常と同じく該当する競技者に30日以前の通知を行う事で、特定の競技種目または競技クラスでの使用を選択する事が出来る。
以下に記す全ての解説は、38メートルのラインを使用した場合を想定したものである。また全ての位置関係は、フライト可能エリアを示すウインド・ウインドゥを縦10マス(地面を0%とした場合の上限100%)、横20マス(風下中央を0%とした場合の左右の限界それぞれ100%ずつ)に置き換えて、1マスを10%として「パーセント」で表示されている。実際のウインド・ウインドゥ形状のイラストは、ルーディ・ワイスコフ氏の好意によって作成された。
(イラスト--イラスト)
コンパルソリー・フィギュア #3
ラダー・ダウン(Ladder Down) − ウインドゥ中央から左に 50%、高度 90%の位置で「イン」のコールを掛ける。最初に描く下向きの弧で高度を 70%に下げて1つ目の水平直線を描く。2つ目は 50%、次を 30%、そして最後の水平直線を 10%の高度で描く。全ての水平直線は 80%(中央にまたがって左右に 40%ずつ)、それらに続く弧は横 10%、縦 20%大きさの半円で描く。中央から左に 50%、高度 10%の位置(「イン」を掛けた位置の真下)で「アウト」コールを掛ける。
コンパルソリー・フィギュア #11
2サークル・イン・ア・サークル(Two Circles within a Circle) − ウインドゥ中央から左に 40%、高度 90%の位置で「イン」のコールを掛ける。上にある小さい円を最初に描く。この小さい円は直径 40%(中心から半径 20%ずつ)、大きい円は直径 80%(中心から半径 40%ずつ)の大きさで描く。また、大きい円は地面に一番近い部分が 10%の高度に位置するように描く。中央から右に 40%、高度 90%の位置で「アウト」コールを掛ける。
コンパルソリー・フィギュア #12
スクエアー・カット(Square Cuts) − この解説によって当図形の縦の位置が変更され、難易度が増すことになる。(図表とは位置関係が異なる)ウインドゥ中央から右に 40%、高度 90%の位置で「イン」のコールを掛ける。連続する直角間の長さは全て等しくとる。また、最後に描く直線は地面から50センチ程の高さで、「アウト」コールまでに 50%の長さを描く。
コンパルソリー・フィギュア #13
ステップ・ダウン(Steps Down) − ウインドゥ中央から右に 70%、高度 90%の位置で「イン」のコールを掛ける。最初の水平直線は左直角ターンを行うまでに 40%の長さを描く。連続する段をそれぞれ上下左右に 20%ずつの長さで描く。また、全ての角を直角に描く。(2番目に描く段の水平直線が図表上の水平、垂直座標が中央で交わる位置に相当する。)最後の水平直線は 40%の長さを描き、中央から左に 70%、高度 10%の位置で「アウト」コールを掛ける。
コンパルソリー・フィギュア #18
エイト・イン・ア・レクタングル(Eight in a Rectangle) − ウインドゥ中央から左に 40%、高度 90%の位置で「イン」コールを掛ける。長方形は、横に 40%、縦に 80%の大きさで描く。長方形の中のフィギュア・エイト(8の字)は、それぞれが直径 40%の等しい大きさの円2つで構成される。長方形の4辺を描き終えて、最初の水平直線の軌道に戻って 20%進んだ位置から上の円を描き始める。また、長方形の底辺は地面から 10%とする。中央から右に 40%、高度 90%の位置で「アウト」コールを掛ける。
コンパルソリー・フィギュア #21
ボウ・タイ(Bow Tie) − この解説によって当図形の縦の位置が変更され、難易度が増すことになる。(図表とは位置関係が異なる)高度 80%の位置で「イン」コールを掛ける。それぞれの円は直径 25%の大きさで描く。左上から図形を開始して、下の円から描き始める。図形を開始した位置を超えてから「アウト」コールを掛ける。一番地面に近くなる部分は高さ50センチとする。
コンパルソリー・フィギュア #22
オクトゴン(Octogon) − この解説によって当図形の縦の位置が若干変更され、難易度が増すことになる。(図表とは位置関係が異なる)ウインドゥ中央から左に 75%、地面から50センチの位置で「イン」コールを掛ける。8角形の辺はそれぞれ等しい長さに描く。中央から右に 75%、地面から 50%の高さで「アウト」コールを掛ける。
チーム・フィギュア
コンパルソリー・フィギュア #T−1
チーム・エイト(Team Eights) − 8の字の中心から左(または右)に 20%、高度 90%のの位置で「イン」のコールを掛ける。 8の字は横幅 30%で描く。8の字の中心は、高度 50%の位置で直線が交差しなければならない。また、8の字の底は地面から 10%の高度になるようにする。8の字の中心から右に 20%、高度 90%の位置で「アウト」コールを掛ける。アプローチの水平直線と最後の直線はそれぞれ 20%ずつ、同じ高度で描く。
注:カイト間のスペーシング(間隔)は特に明記していないが、図形の全ての位置においてそれぞれ等間隔でなければならない。また図形を描くための軌道の変更は全機同時に行わなければならない。
コンパルソリー・フィギュア #T−2
チーム・パワー・ダイブ・ウィズ・ロール(Team Power Dive with Roll) − 上下の平行線の間隔を各自 20%に維持する。下方で行うロールも直径 20%で描く。高度 90%の位置で「イン」コールを掛ける。ロールの底が地面から 10%の高度になるようにする。高度 90%で「アウト」コールを掛ける。カイト間の間隔は 40%、全ての降下、ロールを全機同時に行わなければならない。また、全てのカイトが「アウト」コールの高度 90%に同時に到達するようにする。
注:ここでは4人編成チームでのカイト間の距離を記載しているが、各メンバーのカイト間の距離(スペーシング)は、チームのメンバー数によって変わる。例えば、5人以上のチームの場合には、間隔は狭くなる。
コンパルソリー・フィギュア #T−3
フォロー、フランクアップ・アンド・スクエアー(Follow,Flank Up and Square) − ウインドゥ中央から左に 70%の位置で1番機が高度 90%に達した時に「イン」コールを掛ける。縦のフォロー降下のために全機が整列する。リーダーは高度 10%で水平グラウンド・パスに入るために左方向の直角ターンを行う。後続機も同じように高度 10%に達したら順に直角ターンを行う。図形中のフォロー部分は全機とも等間隔になるようにする。グラウンド・パスから直角に上昇する部分は、カイト間に 30%の間隔を置いて描く。また、直角ターンは全機同時のタイミングで行う。高度 70%に達したら一辺 20%の正方形を描く。全機同時に高度 90%に達した時に「アウト」コールを掛ける。
注:グラウンド・パスの長さはチームのメンバー(カイト)数によって変わる。また、メンバーの数が4名以上のチームの場合には、直角に上昇する前のグラウンド・パスの長さを多くとるために、最初の縦のフォローに入る位置を左(または右)に 30%寄せることが認められる。
コンパルソリー・フィギュア #T−4
フォロー、ロール、アクロス・アンド・ロール(Follow,Roll,Across & Roll) − この解説によって当図形は、その難易度が増すことになる。(図表とは位置関係が異なる)
リーダーは縦のフォローに全員が配列したら「イン」コールを掛ける。カイト間のスペーシングは図形の全ての位置においてそれぞれ等間隔とする。グラウンド・パスに入る直角のターンは(下のウイングチップの位置が)地上1メートルで行い、ロールの大きさはカイトが描ける限り小さく描く。垂直に上昇するフォローにおいて、最後のカイトは最低 25%の高度を確保しなければならない。最後のロールはウインドゥの中央で、カイト一機分程度の直径で描く。中央から左に 50%の位置で「アウト」コールを掛ける。
コンパルソリー・フィギュア #T−8
チーム・ヘアピン(Team Hairpin) − この解説によって当図形は図表と違う動きが要求され、その難易度が増す。最初のロールは下向き(ダウン・ロール)に変更され、ロールの大きさも変更される。リーダーは高度 25%の水平直線に全員が配列したら「イン」コールを掛ける。最初のダウン・ロールは直径 20%で描く。弧(ダウン・ターン)を描いた後の高度は50センチとする。最後のロールを直径 10%で描いて 20%以上の長さを描いてから「アウト」コールを掛ける。
コンパルソリー・フィギュア #T−10
チーム・ダイヤモンド(Team Diamond) − 各自の描くひし形の中心から左に 20%、高度 10%の水平直線上に全員が配列したら「イン」コールを掛ける。ひし形の一辺はそれぞれ 30%とする。ひし形の頂点は地面から 50%の高さ、最後は高度 10%で描き終えるようにする。高度 10%の水平直線上で 20%以上の長さを描いてから「アウト」コールを掛ける。
注:ここでは3人編成チームでのカイト間の距離を記載しているが、各メンバーのカイト間の距離(スペーシング)は、チームのメンバー数によって変わる。この場合、図形の最初から最後までを等間隔で描く。
コンパルソリー・フィギュア #T−10
ループ・アンド・バーチカル・スレッド(Loop and Vertical Thread) − チームの構成人数に関わらず図形の中心はウインドゥの中心をはさんで等間隔をとって描かなければならない。カイトは2グループに分かれて、全てのカイトが各グループの先頭機をフォローする水平直線上に並んだ時点で、ウインドゥ中心から左に 50%、高度 90%及び 10%の位置で「イン」コールを掛ける。カイト間の間隔は 20%ずつあける。次の直線に入る前に両グループは同時にロールを描く。すれ違う時のカイト間の間隔は 10%とする。すれ違う直線を描き、各グループがそれぞれ高度 30%及び 70%の位置で「アウト」コールを掛ける。
注:各メンバーのカイト間の距離(スペーシング)は、チームのメンバー数によって変わる。この場合、図形の最初から最後までを等間隔で描く。
コンパルソリー・フィギュア #T−13
スターバースト・アンド・リターン(Starburst & Return) − この解説によって当図形の縦の位置が変更され、難易度が高くなる。リーダーは地面から高さ50センチの最初のグラウンド・パスに全員が配列したら「イン」コールを掛ける。ウインドゥ中央で全員が同時にバーストに入り、等間隔かつ同じタイミングでそれぞれがウインドゥ・エッジに到達してドーム形状を描く。全てのカイトが地面から50センチの高さに戻った時に右方向にターンして水平直線のフォローに入る。最後のカイトが少なくとも 25%以上の長さを描いてから「アウト」コールを掛ける。
注:このバーストから戻ってくる図形は、カイトを上空で停滞または待機させない(ホバーリング等を行って全員のタイミングを合わせない)ように流れるように描く。
VII-G.インプロパー・エンディング(Improper Ending)−例、詳細及び説明
バレー種目における例 その1:
音楽が終了したにも関わらず、競技者がランディングの体勢に入っていない、または明らかにルーティーンが終了したと見なされない場合には、ジャッジ・パネルは、満場一致の評決により、その演技はインプロパー・エンディング(不適当なエンディング)であったとしてペナルティーが適用される。
但し、音楽またはフィールド・ディレクターからの「タイム」コールによってルーティーンが終了する前に、ランディングまたは然るべきエンディングへの試みがあった場合には、ペナルティーは適用されない。
注:音楽終了後またはランディング後に、カイトを横たえる等の追加演技は、インプロパー・エンディングの対象とならない。
バレー種目における例 その2:
ルーティーンの最後にランディングが予定されているが、最大許容時間以内にあってランディングへの試みを開始する前に音楽が先に終了してしまい、その後にランディングを行って、結果的には許容時間内で演技を終了した場合には、インプロパー(不適当)ではなく、むしろプロパー(適当)ではあるが、時間配分の悪いエンディングと見なされる。
チームで行う連続的な(順番に行う)ランディング等において、最後の1機が着地する前に最大許容時間が終了してしまった場合もまた、インプロパー(不適当)ではなく、むしろプロパー(適当)ではあるが、時間配分の悪いエンディングと見なされる。
規定フリースタイル種目における例 その1:
最大許容時間の終了時またはチーム・キャプテンによる「アウト」コールの宣言された時点において、ランディング、ストール(カイトのストップ)、ホバーリング等のカイトを静止させる要素のマヌーバーにより、ルーティーンに明確なエンディングが与えられていない場合には、その演技はインプロパ−・エンディングであったと見なされる。
規定フリースタイル種目における例 その2:
チームが明らかにマヌーバーを演技している最中に、フィールド・ディレクターから許容時間の終了を示す「タイム」が宣言された場合にも当然エンディングがないので、その演技はインプロパー・エンディングであったと見なされる。
規定フリースタイル種目における例 その3:
この他、上記のチーム・バレーにおけるランディング(全機同時または連続的の両方において)の審査基準と同様に、ランディングの体勢に入っていたが、完全に着地を終える前に許容時間が終了した場合には、インプロパー・エンディングではなく時間配分の悪いエンディングと見なされる。
VII-H.フィギュア図表用紙(サンプル)
VII-I.フィールド・レイアウト(サンプル)